大阪アポヤン道ギターフェスティバル

出演者紹介企画

 

「アポヤンさん いらっしゃーい!」

 

第3回 タンゴ・グレリオ

みなさん、こんにちは!キンツマです。

最近「もう夏かっ!!」というくらい暑くなりましたね。
洗濯ものがよく乾くのでとりあえず良しとしています。


さて、先日は第一アーチストである夫の長野県での演奏旅行にマネージャーとしてついていきました。

 

行き帰りのクルマの移動では、助手席に座り、運転手の夫が眠くなったら代わりに寝てやったり、運転でお酒が飲めない夫の代わりに横でぐびぐび~っと飲んでみたり、、などなど様々なフォローをしつつ、その疲れを癒すため温泉に浸かったりと常に臨機応変に対応し、なかなか忙しく過ごしてしてました。

写真は、北斎晩年の傑作「八方睨み鳳凰図」で有名な小布施の寺、岩松院仁王門での一枚です。
今回のゲストであるタンゴ・グレリオのギター担当、米阪氏の可愛くていつも愉快な奥さまをリスペクトしつつ撮影してみました~。いかがですか?
キンツマの影響で仁王様が、かわいいゆるキャラに見えてきませんか?
ん?ほうほう、たしかに見えた?やっぱりね。
ってなんでやねんぐぉらーーーっ!!!

 

 

ちなみに米阪氏の奥さま、クラリネット奏者の上堂尚子さんの写真はこんな感じ(^-^) かなりお茶目さんです。

最近、可愛い赤ちゃんも生まれてますますハッピーハッピー♡であります。

 

さて本題に戻りまして、ゲストのタンゴ・グレリオさん。


「グレリオ」というデュオ名は、ロベルト・グレラとウバルド・デ・リオという2人のタンゴギターの巨匠の名にちなんだ造語らしいです。

巨匠か~凄いなぁ~全然知らんけど。

皆さんも自主的にググってみてください。

バンドネオンの星野俊路さん、ギターの米阪隆広さんによって2010年に結成されたそうです。活動も10年目。

バンドネオンとギターのデュオとしては国内でパイオニアと言えるようです!
先見の明あり。凄いね!!!他のチームはセンパイとお呼びし、ため口などないように!!

前置きが長くなりましたが、さあ今回のゲスト、タンゴ・グレリオさんをお呼びいたしましょう。



アポヤンさ~~ん、いらっしゃーい!!


ー 発売中のCD「ピアソラの時代」のジャケット、あれ!背景になんか見覚えがあるような・・・

 

グ)当然気づかれましたね!

以前、キンツマの夫さんも演奏された大阪船場のサロン・ドゥ・螺です。 

大阪なんだけど大阪っぽくない雰囲気の場所を探していた時、たまたま某名物伯爵と知り合いになりまして…

 

あ、サロン・ドゥ・螺! すごく素敵な場所ですよね。

北夙川不可止伯爵とお知り合いとは。
こっちも、どういういきさつかキンツマの夫がFacebookで伯爵と友達になってその後、東京でのレトロ建築の展示会でお会いしたり、そんなこんなでサロン・ドゥ・螺でコンサートもやらせていただきました。 巻貝のなかにいるような気分になる空間でした。

 

 

(*写真 サロン・ドゥ・螺にて 北夙川不可止さんと米阪さん)

グ)タンゴ関係者は古いもの好きの人が多いので、そのつながりで伯爵を紹介していただきました。 

伯爵さんは近代建築の紹介や保全運動に力を入れていて、おかげ京阪神地域の歴史的建築についていろいろ勉強になりました。

文化遺産を守っていくということは音楽家の活動とも似た側面がありますね。

ちょうどあのサロン・ドゥ・螺やその周辺は100年ほど前の古い建築が残っていて、そのイメージがタンゴの黄金時代ともリンクするんですよ。

 

なるほど。違うジャンルながら様々な価値観の一致をみたのですねー。なんか素晴らしいですね。

そういえば、わたしらも伯爵には北浜でレトロビルをミニツアーしてもらい、興味ぶかいものがありました。やっぱり良いものは大切に守られるべきだと思いました。

 

そんなレトロな空間とタンゴとあわせると、お互いが生き生きと引き立つし独特の特別感が味わえそうやね。。ああいいな~そんなコンサート行ってみたいな~~想像してめちゃめちゃ萌えてきましたわ~~。

 

ー デュオを始めるきっかけはなんですか? 

 

グ)バンドネオン星野がデュオを組むギタリストを探していて声をかけてきました。 

バンドネオン&ギターはわりと古風な通好みのスタイルで、ずっと温めていた企画だったそうです。

日本ではやっている人がほとんどいない編成と聞いて、「やった!このジャンルの日本でのパイオニアになれる!」と意気込んだんですが、その直後にキンツマの夫さんと啼鵬さんのデュオの存在を知ってずいぶんがっかりした記憶があります…

あー、啼鵬さんと「あれ」のデュオは、そんな気にせんでもええのです(笑)。
活動も数年に一度ぐらいあるかないかや。デュオとしての名前もないし、

タンゴ・グレリオの活動ペースとはだいぶちゃいますし。

思うにやっぱり、このジャンルを究めながら本格的に継続して活動をしているのはタンゴ・グレリオだけちゃうかなと。

もうかなり期待してますーーこれからもグイグイこのジャンルをリードしてって欲しいです。

 

ー タンゴ・グレリオは、もちろんタンゴを中心に演奏されると思うのですが、和太鼓との共演などユニークな活動もありますよね。和太鼓と共演とかって一体どんな風な感じだったんですか? 

 

グ)和太鼓はかなり音圧があるのでリハーサルの時点で「やばい!音が全然きこえない!」と(笑)

結局和太鼓の人にだいぶタンゴの世界観に寄せてもらい、音響さんの助けもあってなかなかユニークな演奏になりました。

演奏そのものより、本番で最初の数十秒間完全に真っ暗になっているという演出があるのを当日知って、左手が見えなくてあせったことを強烈に覚えています。

 

なかなかですね。

真っ暗で始まって突然明るくなるあの衝撃的な演出も、和太鼓独特のものなんやろか。本番で初めて知るとか、それはめちゃめちゃ焦るやんか。

それでも何とか収めるところはさすがのプロ根性~。尊敬です。えらいーー。

 

 

あ、キンツマの夫なんかはね、最近ひどい老眼で手元がぼやけて見えへんらしいねんて。ほんで老眼鏡買うてーとなり、高いの買わされてん。

けど、いざそのメガネかけたら左手や弦や指板がはっきり見えすぎてビビッてしもて、逆に弾けんようになってねぇ。

♫見えすぎちゃって困るの~ン♫

の世界やで、ちょっと古いけど。いまは結局はずして弾いとるわ。金返せーーー!!

 

グ)・・・いくらぐらいだったんですか?

 

5000円ぐらいかな。

 

グ)安っ!!

 

そうかぁ?あんなんやったら100キンのでええやんか。


ー そうそう、タンゴと言えば、映画「ピアソラ 永遠のリベルタンゴ」は観られましたか?

 

えーっと、どないな内容やったかいな。
わたしの場合は、

「結局、、奥さん捨てたんかー
いっ!」


という記憶しか残っていないのですが、おたくらいかがでした?

 

 

グ)いや~奥さんを捨てるのはダメですよね?

身近にいるとかなり面倒な人だったのは確かですね(笑)

人間的な魅力にあふれた人物でもあったので、いつのまにか彼のペースに巻き込まれて・・・という人も多かったのかもしれませんね。

でも彼の様々な矛盾に満ちた人生が源になって、あの強烈な作品を生み出したと思うと、いろいろ考えさせられました。

 

 

 

ー では、もしピアソラが目の前に現れたら何か聞いてみたいことはありますか?

 

 

グ)もし今ピアソラに会えるなら・・・世界中で自分の作品が演奏されている事をどう思うか聞いてみたいですね。

 

そうそう!そういえばバンドネオン星野はピアソラと誕生日がいっしょなんですよ。

 

 おお!もしかして星野はピアソラの生まれ変わりか?

 

グ)いやいや、星野が生まれた時はピアソラはまだ生きてたんで(笑)

でも、そんな縁で(?)もしかしたら星野の身体にピアソラを降霊させることができるかもしれません!キンツマさん、ひとつお願いいたします!

 

 

・・えらい無茶振りやで。

キンツマにやって出来ん事はないときたか。

まあええわ。よっしゃー、いっちょやってみるで。

星野、目ぇつぶってみー!

 

「んんん( ,,`・ω・´)ンンン△="H◎#?*+α~~?」

 

星野)う~ん・・・う~ん・・・

 

頑張るんや星野!!がんばれ!!がんば・・・・あれ?なんやこの感じ・・・?!

もしかして、わたしに降りてきそう・・・ガクッ。

 

グ)わ!!!!降りてきたぁ???

 

・・うぅ・・ワシは・・・ワシはピアソラや。

君らがタンゴ・グレリオか・・おまえら、ようがんばっとるみたいやな。

わしの曲もようさん弾いてくれて、ほんまにありがとさんや。おっちゃん嬉しいわ。

あのー、とりあえず、いまちょっとシュークリーム買うてきてくれへんかな・・・・続きはそれから・・・ガクッ。

 

 

グ)おっ、おまえはただのキンツマやないかいっ!!

 


(* ̄▽ ̄)フフフッ♪見破られましたかいな。

あんたら、なかなか鋭いね。

 

・・・あーあ。シュークリーム食べ損ねてしもた。

 

ー では気を取り直して。最後にアポフェスに向けての意気込みをお聞かせください!

 

グ)ギターファンの皆さんの中にはバンドネオン&ギターデュオを聴いたことのない方が多いと思いますので、普通のクラシックギターとは一味違ったガツンと爪痕を残せるようなアグレッシブな演奏を聴かせたいですね!

ブエノスアイレスの古い下町で流れているような、独特のサウンドをお楽しみいただければと思います。

 

気合いと熱い想いがビンビンきてますね。期待に胸が高鳴るじゃあーりませんか。

皆さん、アポヤン当日はタンゴ・グレリオの血潮ほとばしるような熱いパフォーマンスをキンツマと共に体感しましょう!!ワクワク~! 伯爵もカモ――ン!!

 

星野)しかしあの・・・そもそもアポヤン道ってなんなんですか?

 

それな。。大きな声では言われへんけど、実は私もようわかってへんねん

 

 

米阪)みなさん、当日はこの二人にアポヤン道の極意を教えてあげてください!

 

そうやな。みんなたのむわ。そんなことより、星野、当日は美味しいシュークリーム一緒に食おーや。たぶんそれもアポヤン道やろ!知らんけど。

キンツマの夫によるフォロー

 

今回も大暴れのキンツマ、わけのわからん小芝居まで・・・お許しください。

タンゴ・グレリオさんの正しい情報は以下のサイトでご確認ください!

 

タンゴ・グレリオ 公式ウェブサイト Facebook Twitter 
米阪さんの ギター教室

せっかくなので・・・北夙川不可止さんの美しい文章が読める書籍 『東西名品 昭和モダン建築案内』 わたくしも愛読していますが、オススメでございます!