そしてついにダンロク団とTWK48の内部にアルアイレンジャーを作ることにも成功した。
この証拠写真を撮るにあたってはマスクをしてもらったので、どのメンバーかはまったくわからないはずだ。
今回、初めてのことだが、ニイボリ―メーソンのグランマスターTと、ギター界の未来について真剣に議論を交わした。
スタッフメンバーも合流し、「アポヤン道」についてもかなり深いところまで話すことが出来た。
今日の活動で我が組織と協力体制を作れる地盤が出来たと自負している。
信頼の証に、グランマスターTが極秘のアジトに連れて行ってくれた。
体裁としては立ち飲み屋なのだが、もちろん客も店員も全員がメーソン会員だ。
店名を憶えたつもりが、まったく思い出せないのはイモショーチューロックという名の聞いたことのないギリギリで合法なドラッグ飲料を何倍も飲まされたせいだろう。
このドラッグの恐ろしいところは自分自身でも次々とオーダーしてしまい、「飲まされている」ということにまったく気がつかないことだ。
さて、こちらはダンロク団とTWK48の両方でギタロンを担当している田中氏。
ギタロンはアポヤンドを使わないだけあって、アルアイレンジャーとしての適正も抜群であった。
メンバー全員で記念撮影。
また訪れたい素晴らしい施設であった。
近所にあったらヤバい施設である。
わたしはイモロックンロールショーチューを飲み続け危うく気を失いかけたが最後の力を振り絞って終電に間に合う時間に命からがらアジトを脱出した。
しかし、安心したのも束の間、藤沢から電車に乗った私の記憶は、大船駅にいるところでしばらく途絶えたらしい。
次に気がつくと「大船」のはずが「大宮」にいたのだ。
「いかん!イモロックショーチュウでトリップしてしまったのか?あるいは時空をこえてしまったのか?!」
もちろんもう戸田に戻るすべはない。
わたしは絶望しながらも諦めずに最後の望みを京浜東北線にかけた。心配はない、もしまた記憶を失ったとしても、赤羽で止まれる。また大船に戻る心配はなさそうだ。これで蕨駅まで持ちこたえて、電車を降りればミッション成功だ。
こうしてわたしは無事に蕨で降車、そこから1時間弱ほどをかけて徒歩で移動し、自宅に戻ったのである。これなら追手がいたとしても追跡は不可能だったでろう。
通常1時間半強の道のりを3時間弱をかけて移動したのだから。
また会おう、新たに誕生したアルアイレンジャーたちよ!!
迷えるアポヤンディストたちを救うのだ!!
アルアイ礼!!
(完)