せっかくのミラクルを起こしてくれた佐々木くん、出演を打診してみたら「あ、その日どうしても抜けられないリハーサルが午後からあるので午前中だけ伺います。中村さんの新作も弾きたいし…」
ま、マジか?!ガーーーッン!!
「ピンチはチャンス」とよく言うが、「チャンスがピンチ」になってしまったではないか!
「パンチでデート」は「デートでパンチ」にはならないのに何故なんだよ~!と嘆いても仕方ない。
わたしはキンツマに提案した。
「ミラクル佐々木くん午前中に来るからさぁ、開演前にちょっと撮影して、編集してその動画を本番で流すようにするよ」
主催者としてやることがめちゃくちゃ多いのにそんなの不可能だと反対されたが、「撮影5分、編集15分で出来る!」と強引に決定。
前日の夜中に動画の素材として、ロゴ画像を作り、キンツマのリコーダーと私のギターでBGMを録音。
そして当日、訪れたミラクル佐々木を開場前のステージに連れ込み演奏させ、中村くんへの報告動画を撮り、前夜作った素材と合わせて編集。
なんとか本番に間に合ったのであった。
結局「ピンチはチャンスがピンチになってまたチャンスに転じてパンチでデート」になったのである。多分。
YouTubeチャンネルにアップしたのは本番では私のナレーションだった部分を字幕にして、佐々木くんの写真を入れ替えたもので、構成と尺はまったく同じものである。