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第2回サイタマ国内ギターフェスティバルその3

続いては2019年に国内で行われたギターアンサンブルのコンクールをすべて制覇した超インテリギターデュオ・Sound Holes(木村 崇雅、金丸 花実)

木村くんは不幸にして金庸太の弟子なのだが、金丸さんは決してそうではないことを彼女の名誉のために記しておこう。

 

なぜ彼らが「超インテリギターデュオ」かと言うと、なんと東大と京大出身なのだ!
そして学生時代からすでにデュオをやっていたとのこと。
私は常々、「Sond Holes」より「東大くんと京大ちゃん」というデュオ名のほうが良いのではないか?と提案しているのだが、当然却下され続けている。

 

関東と関西、お互い遠距離に住み、フルタイムで働きながらデュオ活動を継続し、しかも本気で世界レベルのギターデュオチームを目指している。
そしてそれは確実に近づいているのだ。

木村くんは先月、大阪で行われた日本ギターコンクールで2位、翌週に行われた九州ギターコンクールで優勝、とソロでも快挙を成し遂げたのであった。

高校卒業に5年もかかった過去がある低学力の師を頼らず、YouTubeを見て研究したり、こっそり他の先生に習いに行った努力が実ってのことだが、現在のギターコンクールでは。フルタイムで勤務しながらのコンクールに出場して入賞、ましてや優勝することはかなり難しい。
それを「宣言」して「実行」して「結果」を出したことには驚くばかりである
(ちなみに金庸太が
「宣言」して「実行」して「結果」を出したのは月謝の値上げぐらいだ)。

それでも、ソロのキャリアはデュオのためで欲しかったそうで、あくまでもこのデュオがメインらしい。

「コンクール優勝記念」でソロ曲を少し弾いても機会だが、今回もデュオに専念して素晴らしい演奏を聴かせてくれた。

 

Sound Holesで、珍しく良い話が出たが、残念まがらまたギター界の足を引っ張る負のレガシー企画である。

 

斉藤さんとの打ち合わせの時の、ポニー栗山の弦交換の早さに驚き、この企画を思いついたのであった。

提案してみるとポニー氏はあっさり承諾。

「悪いけど、ぼく多分世界一速いっすよ」とのこと。

 

そういえば、昨年のサイタマ国内ギターフェス、「キンちゃんシャンソンショー」の中でもエチュード速弾きスピード対決をしていたのであった。

※動画はエチュード侍と横村福音ちゃんの頂上決戦の様子である。

ポニー栗山を暫定スピード王として、挑戦者を世界中から募ったのだが、恐れをなしたのか、まったく興味を持たれなかったのか、おそらく後者であるが、待てど暮らせど挑戦者がなかなか集まらないのである。下は募集動画。

 

万策尽きて困り果てていたころ、思いがけず、身内から強力な挑戦者が現れた。

ギター製作第7世代の学級委員長、君島聡である。

彼は、世界の名工であった河野賢氏を祖父に、同じく世界の名工で現在河野ギター製作所を引き継ぐ櫻井正樹氏を伯父に持つ、まさに「ギター製作界のサラブレッド」だ。

 

「ギター製作界のサラブレッド」が「ポニー」に負けるわけにはいかない。いや、負けるはずがないのだ!

 

 

そしていよいよ、決着の時がやってきた。

一応プロのギタリスト代表として金庸太も参戦。

前回の動画撮影でまったく太刀打ちできないと思い知り「秘密兵器」を用意してきた。勝つためには手段など選んでいられないのだ (続く)