友人の作曲家・ギタリストのアタナス・ウルクズノフが、たまにメッセージをくれる。
彼自身の自作自演だったり、彼の作品を○○○が弾いたという情報と、その動画が送られるのだが、私はそれをとても楽しみにしていて、ほとんどをFacebookでシェアしている。
彼からの最新のメッセージを見たのはたしか、垂石くんとのデュオ・コンサートの打ち上げの一次会でベロベロのときだったか、二次会でベロベロベロベロの状態のときであった。
小さなタブレットで、しかもフランス語。
そしてドイツのギターデュオ「グルーバー&マクラ―ル」の動画のリンク。
酩酊状態だし、動画を観れる環境でもないのでとりあえず「いいね!」っていうサムアップのマークだけ送信。
私はグルーバー&マクラ―ルの大ファンで、D・ボグダノヴィッチの「ソナタ・ファンタジア」から始まる彼らの「Attacca」というCDは世界中のギターデュオのCDの中でも最高の超名盤だと信じていて、前回の来日公演も聴きに行っている。
とにかく、もう本当に素晴らしいデュオなのである。
しかし、二日酔いも手伝い、そんなことはすっかり忘れてしまって、改めてメッセ―ジを見たのは数日後。
きっとグルーバー&マクラ―ルの演奏するアタナスの新作デュオ曲だろうと楽しみに動画のリンクをクリックしたら、アタナスの曲じゃなくてアルベニスの「カタルーニャ」・・・あれれれ??
メッセージを読み返してみると「すごくエクセレントなギターデュオ『グルーバー&マクラ―ル』が東京でコンサートとマスタークラスやってくれる人捜してるんだけど・・・」みたいなメッセージ。
いやいやいや、そんな無理無理!!相手は超大物の二人だし、夏はギターのイベント沢山あるし、自分たちだっていろいろ企画があるし・・・
あれ?!でもオレ、「いいね!」マーク送っちゃったぞ!ヤバい!ヤバいよ!!ど、どうしよう!?
と、キンツマと二人で慌てていたら、グルーバーさん本人からメッセージが!
「Dear Kim!この度はありがとう!ぼくのことはクリスチャンと呼んでくれ!」・・・
・・・ということで、来年7月27日(土)の夜、ティアラこうとう小ホールで、グルーバー&マクラ―ルのコンサートをやることになりました。翌日は都内でマスタークラスの予定です。
是非是非、皆さんお酒には気をつけてくださ~~い!