大阪アポヤン道ギターフェスティバル出演者紹介企画

 

「アポヤンさん いらっしゃーい!」

 

第11回 トレモロ―ド~第三章(石橋敬三&市川敦嗣)

 

みなさまこんにちは!キンツマです。今日もうだるような暑い一日ですね~~(;・∀・)

洗濯物は速攻パリパリにかわくのですが・・・。

それはそうとして今日は私のパワースポット、聖地コメダでの仕事の店じまいでした。

なぜなら、アポヤンさんもとうとう最終ゲストまでたどりついたからなのです!

 

やったぞキンツマ!!!完走おめでとう(*ノωノ) ご褒美はなにがいいかな??

何でもいいよ~~♡ おめでたい言葉でいま脳内がいっぱいです。

 

さて、栄えある最終ゲストは、

マンドリン界の最終兵器!!トレモロ―ド~第三章さんです。

もっと早くご紹介したかったのですが、キンツマにとっては未知の存在。

ゆえに、なにを聞けばよいのか考えがまとまらず遅れに遅れてしまいました。

きっとたくさんいるであろう、女子ファンを待ちくたびれさせてしまったのではないでしょうか。

 

すみません。。ではでは、それではいつものように!

 

アポヤンさ~~ん!!いらっしゃい(^^)/

 

 

ー まずお二人の出身地について。(石橋さんは和歌山。市川さんは北海道)勝手なキンツマのイメージを述べたいと思います。

 

 和歌山のイメージは、温泉がどでかい。海がきれい。山がジャングルで酸素が濃い。中上健司に南方熊楠。魚ががんがん取れる。クジラがくる。ミカンがいっぱい成る・・・どうでしょう??

 

 

石)はい、和歌山は関西です。

関西ですが、大阪とは全く違う文化を持ってますね。

さらに言うと、和歌山の北の人間にとっても、南紀は異文化です。

僕が生まれた町はちょうど北部と南部の境目あたりで、ちょうどよいミクスチャー感がありました。

さらに家から大股30歩ほどで港にたどりつき、家の裏には小山が控えていて、小さいころは海と山に挟まれているのが当たり前だと思ってました。

平地がないので田んぼなんかほとんどありませんでした。

海の幸と言えば太刀魚とクエ、山の幸といえばミカン、梅です。

 

ークエは高級魚ですね。なんか豪快ですね。まだ食べたことないです

 難波にあった居酒屋の魚匠銀平が好きで、和歌山本店には一度しか行けてないのでまた行きたくなりました。

美味しい魚の店、おススメがあれば教えてください。

 

和歌山の南部では、正直どこに行っても美味いのでココというのはないですね。

体験も兼ねてであれば、白浜のとれとれ市場でマグロの解体ショーを見たあとで召し上がるのが良いと思います

 

そうですか。どこでも美味しいのは良いですね。嬉しいです!!!そのうち突撃したいとおもいます。

 

 

ー 市川さんは、札幌在住なんですね。北海道には昔スキーで一度だけ行ったことあるんですが、雪の結晶がものすごくきれいでお驚きました。北海道といえば、流氷、いくら、ウニ、ポテト、ラベンダー畑、地平線、北島三郎、カルーセル麻紀、淳とホタル、熊と秘湯、でかいスキー場、六花亭・・・正しい北海道のイメージでしょうか?

 

 

市)北海道のイメージとしてカルーセル麻紀を挙げられたのは初めてですが大体正しいと思います(笑)
あと最近よく言われるのはそれに加えてゴールデンカムイですかね。

あれは北海道民が読んでも色々勉強になります。ちなみに一口に北海道と言っても広すぎるので、例えば僕の住んでいる札幌からオホーツク海まで流氷を見に行くには片道7時間くらいかかります。ぶっちゃけ大阪に来る方が近いです。

 

なんやそれ!!オホーツクより大阪湾の方が近いんかいっ!!おい北海道~~~!!!

とりあえず、ゴールデンカムイ読んでみたいと思います。

 

ー あ、北海道といえば「ノースマン」をこないだ初めてたべてめちゃくちゃファンになり、こんな隠れた名品お土産が!!とおどろきました。アンコのものだけ食べたのですが、他にも種類があるとか???

 

市)ノースマン美味しいですよね!普通のあんこも良いですが、カボチャあんの方が好きです。他にもたまに期間限定でチョコ味とか出たりしますがなんだかんだかぼちゃが最強ですね。

千秋庵は北海道土産の老舗なのですが、最近は他のお菓子メーカーに押されてだんだん縮小していってるようなので見かけたらぜひ買ってあげてください!あ、アポフェス当日お土産に買って行きますね!!

 

うぉ~~市川さん(⋈◍>◡<◍)。✧♡

ー ところで地元でクジラとかアザラシを見たことはありますか。

 

石)アザラシはないですね。

和歌山のほぼ南端、太地町立くじらの博物館でクジラショーを何回か見たことがあります。

たぶん、ゴンドウクジラだったと思いますが、クジラもイルカと同じようにジャンプしたりできるんですよ。

人によって向き不向きがあるかと思いますが、クジラショーを観た後でクジラ料理をいただくこともできます。(もちろん別の種類のクジラです)

 

ー え、クジラも芸をするなんて衝撃ですね。

 

市)クジラやアザラシが見れる地域は札幌からはだいぶ遠いので、地元で見るというよりどちらかというと泊りがけで観光で見に行く感じですね(笑)地元の札幌は市街地のすぐそばに山林があるので、街中にヒグマが下りてきてたびたびニュースになります。しばらく事故は起きていないらしいですが、人口190万の都市にあんなに戦闘力の高い巨大な獣が生息してるなんて相当やばい街だなと思います。。。

 

巨大なあばれ熊。おおらかでのんびりしたイメージと実際は違うのかも。

 

ー 石橋さんのホームページを拝見し、マンドリンの弾き方など初歩からベテランの方まで網羅された内容で丁寧にかかれていて、すごいなとおもいました。

マンドリンについては、これで独学して習いに行けばスムースに早く色々ひけるようになりそうだし、中級者の壁に突き当たった時の悩みへの回答など、先生に教えてもらえないかもしれないところまで、色々かかれており、勉強してるひとたちに心強いなとかんじました。あとビジネス面のこともかかれててとても勉強になり、愛読させていただきたいとおもいました。

 

 

石)ありがとうございます。マンドリン愛好家の皆さんに何が提供できるか、これからも考えて実行していきたいと思います。

 

 

ー その中で煮詰めるというワードが何度か出てきて印象に残りました。

ちょうど今料理教室に行ってるのですが、ソース作るのにスープやお酒などいろんなものを約半分まで時間をかけて煮詰めて味を作っていきます。やはり共通するところなのでしょうか。

あ、もしかして料理男子かもですね。

石)いえ。残念ながら料理はほとんどできません。

世の平和のためやらないほうが良いかもしれません。

「煮詰める」については、2009年くらいからやってた前身のブログのタイトルが「マンドリンの正しい煮詰め方」だったことに由来します。

「煮詰まってきた」という言葉はネガティブな意味でつかわれることも多いですが、本来は「考えがまとまってきた」というポジティブなニュアンスです。

マンドリンの奏法についても、直観ではなく細部を分析して考える必要があると考えてまして、「正しく煮詰める」ということをキーワードにしようと思ったわけです。

 

人生の灯が消えるまでには、世界一固い食材と言われるカツオ節で作った特製マンドリンを大鍋に放り込んで「これが本当の正しい煮詰め方♪」というだけの動画をYouTubeにアップロードしたいです。

 

 

マンドリンにおいては「正しく煮詰める」ことの出来るのに、作るメシが、世の平和が乱すほどまずいとは。。一体ナゼだ((((;゚Д゚))))

 

 

 

―  Youtubeで動画も拝見しアレンジも演奏も素晴らしいなと思いました。選曲のこだわりなどあれば教えてください。

 

石)マンドリンで弾いて映える、が一番ですね。

その結果、自分の演奏が受け入れられて、みんなにも弾いてもらえるわけですので、まずはスタートダッシュができるかどうかが最も大事です。

 

マンドリン一本で演奏するには制約が色々あるので、調選びとか音域とかいろいろ見て「あ、これいけるな」と思ったらアレンジにかかります。

 

 

マンドリンで弾く場合の向き不向きがあるんですね。

映えない曲だと喰いつき悪いですもんね。

 

 

ー  マンドリンの調弦とウクレレの調弦が違うことをはじめて知りましたが、調弦の差でなにがどう違うのですか。ハーブオオタがバッハを弾くときはマンドリン調弦なのでしょうか。

 

石)マンドリンはバイオリンと同じく5度調弦なんですが、ウクレレは4度と3度なんですよね。

ですので、音域はウクレレのほうがだいぶ狭いです。

ウクレレでバッハ弾くときは運指もそうですが、音域が足らないこともありますね。

マンドリンはそのまま弾けます。(僕はバッハ苦手ですけど)

 

いやいや、Youtubeのご自身のデュオでのバッハ、とても素晴らしくて印象に残っています!

 

ー マンドリンはドイツ式とイタリア式で音色の違いとかありますか。

ちょうど、出演者の佐古さんがドイツ式で比べて聞いてみたいなと思ってます。

 

石)違いますねぇ。ドイツ式はウェットでふくよかな感じです。

イタリア式はカラっとしたものが多いです。

あと、よく使われるピックの違いもあります。

市)たぶんクラシックギターとフォークギターくらいの違いがある気がします(笑)
クラシックギタリストの皆さんには音色的にも奏法的にもドイツ式の方が馴染みやすそうなイメージがありますが、日本でクラシックマンドリン弾いてる人はほとんどイタリア式ですね。マンドロンチェロはもうほぼイタリア式の人しか見たことありません。なんででしょうね(笑)


イタリア式とドイツ式全然違うということですね。

 

 

 

 

 

ートレモロ―ドのおふたりの出会いについてお聞かせください。

 

石)あれ、いつだろう...。

なんかすごく自然に似た者同士みたいな感じで出会ったので、はっきりと思い出せません。

市川君が大阪国際マンドリンコンクールのマンドロンチェロ部門に出たのをきっかけに彼のことを知った...、いや、それ以前にYouTubeで知ってた...のか...?

何せ、そんな感じで、自然に僕の意識の中に入ってきてくれたのが市川君です。

 

市)僕が始めて石橋さんの存在を知ったのは、大学生の頃マンドリンクラブの同期から「youtubeでマンドリンすげえ奴がいる」と動画を見せられたときですね。実際すげえ演奏でした(笑)それに刺激されて楽器にのめり込んでいくうちに縁があって本人とご一緒させていただくことができ、意気投合して今に至る感じです。

僕の側からこんなことを言うのも恐れ多いですが、石橋さんとは元々エレキギター弾いてたバックウラウンドとか音楽に対する考え方とか共通しているところが多いので、純度の高い音楽が出来るかなと思ってます。自作の曲も演奏するのでお楽しみに!

 

 

 

価値観が一致してて楽しそう!相思相愛のいいチームですね。

 

 

ー それでは、最後にアポフェスについての印象と意気込みなどあればお聞かせください。

 

市)橋爪さん経由で前々から存在は知っていたのですが僕の中ではずっと「謎のイベント」で(笑)、今回お誘いいただいて戦々恐々としております。ピックでも立派にアポヤンドしてみせますのでよろしくお願いします!

 

石)もう事前の準備の段階でイベントのヤバさ(良い意味です)が露呈していて、不安とドキドキが隠し切れないです。

ギターの先輩方に負けないよう、マンドリン、マンドロンチェロの魅力をアピールしたいと思います!

アポフェスの裏イベント「モロフェス」をどうぞお楽しみください!

北と南で気候もずいぶんちがいますが、両方とも大自然が豊かな土地。大自然×2。そんなおふたりの演奏はどんなでしょうかと今から楽しみです。

 

キンツマの夫によるフォロー

 

大阪アポフェス出演者中、唯一わたしとキンツマの間で

 

「いったい誰やねーん!?」

 

っと、ずーっと謎の存在だった男がですよ、はるか北海道は札幌の地でのコンサートの打ち上げの席の私の真ん前に座っている男とわかった時の驚きをあなたは想像出来ますか?

 

 

しかもですよ、彼とは二年前の札幌公演でも会っていてお昼ごはんも一緒に食べていたこともはっきり思い出し(もしかしたら打ち上げも??)、もう自分の間抜けさ加減に頭がクラクラしてきました。
市川さん、もう本当にすみませんでした!! というわたしを誰かフォローしてください!


石橋敬三さんのウェブサイト→ MANDOLIN PLAYER KZO ISHIBASHI 石橋敬三と楽しむマンドリンの世界